ケアレスミスの裏に潜む、本当の問題 ― ACT流・テスト分析のススメ ―
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こんにちは!
群馬県高崎の塾『学習塾ACT』の塾長 斎藤です!
当塾は小学生(5・6年生)・中学生・高校生を対象とした個別指導の塾です。
このブログでは、高崎市の学習塾『学習塾ACT』が、どのような塾かをご紹介いたします。
さて、本日はケアレスミスの裏に潜む、本当の問題 ― ACT流・テスト分析のススメ ―についてのお話です。
テストが返ってきたら、まず何をしていますか?
多くの生徒は「とりあえず答えを写す」「間違えた問題だけをなんとなく見返す」といった、いわゆる“なんちゃって直し”で終わってしまっています。
でも実は、このテスト直しこそが、次の成績を大きく左右する分かれ道になるのです。
こんな「テスト直し」になっていませんか?
- 解答を赤で写して終わり
- 解説を読んで「わかったつもり」で済ませる
- 間違えた理由を書いても「ケアレスミス」「ちゃんと読めばよかった」などの一言で済ます
このようなやり方では、また同じ間違いを繰り返すだけです。
特に「ケアレスミス」という言葉で片付けてしまうことは、本当の原因に向き合う機会を失っているのと同じ。
ACTのテスト分析はここが違う!
ACTでは、テスト後に全員が自分の答案を徹底的に“分析”します。
やることはシンプルですが、とても効果的です。
ACT流・分析の流れ(基本の型)
- 間違えた問題を全てピックアップ
- なぜ間違えたかを自分の言葉で書き出す
- その原因をもとに、「次に同じ問題が出たらどう解くか」まで考える
- 必要なら解き直し、または講師とディスカッション
たとえば、理科の問題で…
中学2年生の理科で「濃度」の問題を間違えた生徒がいました。
生徒は「日本語が分からない」と言って止まってしまっていたのですが、ACTでは以下のように指導しています。
「まず化学式を書く → 反応の比を書く → 求めたいものをxにして式を立てる」
このように“自分が学んだ手順を形にする”だけで、「あ、簡単に解けた!」という成功体験につながりました。
頭の中で悩むのではなく、“目で見て考える”こと。
これがACTの基本姿勢です。
成績が伸び悩む子の「反省」に共通すること
テスト分析で生徒がよく書く“反省”には、以下のようなものがあります。
- 「ちゃんと読む」
- 「ワークを早めに終わらせる」
- 「暗記をがんばる」
でも、これらはすべて抽象的で、改善行動に落とし込みづらいのです。
・口ぱくしながら文字をなぞる
・ワークを1週間前までに1回目を終わらせる
・テスト期間中は勉強の最初に単語テストを実施する
など具体的に書くことです。
本当の原因に気づいていないことも!
英語で受動態の問題を間違えた生徒が、『受動態のルールを覚える』と書いてきました。
違和感があり話してみると「writeが書いてあったからノートにあった例文だと思ってそれを書いた」とのこと。
つまり文自体を読まずに“パターン記憶”で答えたことに本人が気づいていない。
このように、本当の原因は「ルールを覚えていないこと」ではなく、
“そもそも問題文を読んでいないこと”なのです。
「なんとなくやった」ではなく、「理由と言葉を持つ」こと
テスト直しの目的は、“正しい解き方”を思い出すことではなく、
「なぜ間違えたのか」「次はどうすれば防げるのか」まで掘り下げることです。
それを言葉にできるようになれば、同じ間違いは減っていきます。
おすすめのテスト分析のやり方(まとめ)
- 間違えた問題をノートにまとめる
- 「なぜ間違えたか」を「具体的に」書く
(例:分配するときに矢印を書いてチェックしなかった、頭の中だけで考えていて勘違いしていた) - 「次に同じ問題が出たらどう解くか」まで書いてみる
- 不安なところは質問し、放置しない
最後に
ケアレスミスの裏には、“学び方のズレ”が潜んでいます。
そしてそれに気づくには、「なんとなく」ではなく、「言語化して見つめ直す」作業が必要です。
ACTのテスト分析のやり方は、自宅でも簡単に実践できます。
テスト直しを「やらされる作業」ではなく、自分の成長のための分析の時間に変えてみてください。
最後までご覧いただきまして、actの記事をご覧いただきありがとうございました。
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